
🔵リビングストンについて
1905年に設立した街の名前は、スコットランドの探検家、宣教師、医師でもあり奴隷解放運動を行なったデイビッド・リビングストン博士(ビクトリアの滝の名付け親)の尽力をたたえたことに由来します。
1907年には当時の北西ローデシア(イギリス保護領)の首都となりました。1911年に北東ローデシアと北西ローデシアが統合後、北ローデシアとなり、その首都となりました。1935年には首都が国土の中心部にあるルサカに移りましたが、その後現在もザンビア共和国の「観光の首都」と言われています。
人口は163,000人(2016年時点)で面積は695㎢です。時差は日本より7時間遅れています。リビングストンでの言語はトンガ語、ロージー語、ニャンジャ語などの現地語(ザンビア国内では73の言語があります)が話され、公用語は英語です。
✴︎1ZMK(ザンビアクワチャ)=約10円(2018年7月現在)
🔵ビクトリアの滝 (幅1,708メートル、最大落差108メートル)
リビングストン博士は、1855年に現地語でモシ・オア・トゥンヤ(雷鳴の轟く水煙)と呼ばれる滝をヨーロッパに初めて伝え、当時の女王の名前から「ビクトリアの滝」と名付けました。滝の水量は1月頃より徐々に増え、4月から5月には最も多くなります。10月頃より12月までは水量が少なく、ほとんど岩肌が見えている状況です。水量が多い時期にはレインウェアの上下、滑りにくい靴、タオルのご持参をおすすめいたします。(ゲートを入ったところにレインコートとゴム草履のレンタルがあります。レンタル料は各K10です。)ビクトリアの滝は1989年に世界遺産(自然遺産)に登録され、世界3大瀑布の1つです。約1,700mの滝幅のうち1,200mがザンビア領、500mがジンバブエ領となっております。
🔵日本からリビングストンへ
空路:ハリー・ムワンガ・ナンブラ国際空港(リビングストン国際空港)へ
日本からの直行便はありませんので、アジアやヨーロッパなど第3国を経由して近隣国の南アフリカを経由後、リビングストンへお越しいただくのが一般的です。または、日本から第3国を経由後に首都のルサカを経由してリビングストンへ飛行機(約1時間)でお越しいただくルートもあります。
リビングストンとルサカ間は マホガニーエアーとプロフライト の2社が運航しておりますが、運行しない日もありますので各社ウェブサイトにてご確認ください。
https://www.mahoganyair.com(マホガニーエアー)
https://proflight-zambia.com (プロフライト)
*リビングストン〜ルサカ間はマホガニーエアーは木曜日と土曜日以外の運行、プロフライトは毎日の運行です。(2018年7月現在)各社ウェブサイトにてご確認ください。
日本からリビングストンまでさまざまなルートがありますが、日本から乗り継ぎ時間も含めて約25時間〜約45時間です。経由地で1泊になるパターンもあります。
空港から市内中心部はタクシーで約10分です。ビクトリアの滝までは約25分です。
陸路:首都ルサカから
首都のルサカから長距離バスで約7〜8時間、2018年10月時点で片道ZMK200(料金はバス会社によって多少違ってきます。)
リビングストン〜ルサカ間は鉄道も週に2度(月・金)走っていますが所要時間は約18時間30分です。(スリーピングカーで片道K145)
〈2018年7月現在〉
🔵リビングストン内の交通手段
ミニバスやシェアタクシーが市内の交通手段となっておりますがツーリストのお客様へは、他の乗客とのトラブルを避けるため、タクシーを貸し切ることをお勧めいたします。
正規のタクシー(リビングストンには白タクも走っております。)は、ブルー、白、グレーなどの車体の横に紫色のラインが一直線に入り、ナンバープレートの数字が赤色です。車種は様々な車種が走っています。中には「TAXI」のサインのランプをつけて走っている車もあります。
貸切タクシーの料金は交渉制で近い距離でもZMK100(日本円で約1000円)と言ってくることがあります。片道の目安としましては、
・空港〜街の中心部 ZMK100前後
・空港〜ビクトリアの滝周辺の宿泊施設 ZMK200前後
・バスターミナルから街の中心部 ZMK30前後
・バスターミナルから街中のニューショップライト(スーパーマーケット) ZMK40前後
・街の中心部からビクトリアの滝までZMK100前後
流しのタクシーをつかまえることは難しいので宿泊施設のスタッフにタクシーを手配していただくか、大型スーパーマーケット(ショップライト、スパ)で待機しているタクシーをつかまえてご乗車することをお勧めいたします。ご乗車の際には小銭や小額紙幣をご準備ください。また、ご乗車前にドライバーにお釣りを持っているかどうかをご確認ください。
〈2018年7月現在〉
🔵気候
乾季と雨季の2つに分かれています。5月〜8月は肌寒く乾燥し、平均気温は15℃〜18℃です。6月から8月は朝と夜間が冷え込み、最低気温が6℃くらいまで下がることが多くなります。9月〜11月は暑く乾燥し、平均気温は25℃〜35℃です。
12月〜4月は雨季で暑く、平均気温は25℃〜35℃です。
🔵電圧とプラグ
電圧は220〜240です。
プラグは角3ピンでBFタイプです。(B、Cタイプもあります。)
🔵飲料水
沸騰させて飲むこともできますが、ミネラルウォーターをお勧めしています。
🔵通貨・両替
通貨はザンビアクワチャです。アメリカドルからザンビアクワチャへの両替可能です。(日本円からザンビアクワチャへの両替はできません。)宿泊施設やレストラン、ツアー会社ではアメリカドルがそのまま使えるところもあります。街の中心部には数多くのATMがあります。両替所は街の中心部、ビクトリアの滝のチケットセンター内にあります。タウンと呼ばれる街の中心部の両替所Golden Coin前には闇両替商はタムロしていますのでご注意ください。
✴︎1ZMK=1K(ザンビアクワチャK)=約10円(2018年7月現在)
紙幣の種類 K100、K50、K20、K10、K5、K2
コインの種類 K1、50N、10N、5N
🔵パスポート・ビザ
パスポートの残存有効期間はビザ申請時に6ヶ月以上必要で見開き2ページ以上の余白が必要です。ビザは在日ザンビア大使館で取得できます。シングルビザは6,200円、マルチプルビザ(複数回再入国可)8,500円です。ツアー会社ではアメリカドルがそのまま使えるところもあります。
空港や国境でも30日間滞在できるビザを取得できます。シングルはUS50ドル、マルチプルUS80ドルです。
日本のパスポート保有のお客様は、ザンビアとジンバブエの両国共通のビザをご取得できます。30日間有効で、有効期間にザンビアかジンバブエに滞在されていることが条件です。料金はUS50 ドルです。
取得場所 (on arrival のみ)は、リビングストン国際空港、ビクトリアフォールズ国境、カズングラ国境(カズングラ国境からボツワナへの日帰り観光も対応可能です。)ルサカ国際空港です。日本のパスポート以外をお持ちのお客様は下記のウェブサイトからご確認できます。
http://www.kazavisa.info/index.php/about/zambia-zimbabwe-visa-info
オンラインサービスはこちらです。
https://eservices.zambiaimmigration.gov.zm/#/home
✴︎日本の外務省では事前のビザ取得を勧めています。
🔵宿泊施設
リビングストンの宿泊施設はバジェットタイプのドミトリーから5つ星ホテルまでバラエティーに富んでいます。
世界中のツーリストが集うバックパッカー施設、バジェットタイプロッジ、オーナーこだわりのゲストハウス、4つ星、5つ星ホテル、アパートメントタイプ、テントタイプ、グランピングタイプなどがあります。
ビクトリアフォールズ近郊、ザンベジ川沿、タウン(街の中心地区)などお好みの立地でお選びください。
リビングストン観光協会会員宿泊施設を下記webサイトでご紹介しております。
http://www.livingstonetourism.com/accommodation/
🔵インターネット・携帯電話
宿泊施設や主要レストランではWi-Fiがご利用いただけます。(一部有料の場合もあります。)
リビングストンでは、日本と同じくらいに携帯電話が普及しております。主な会社はAirtel, MTN, Zamtelで、SIMカード対応の携帯でしたらSIMカードを購入後、プリペイドでチャージをされますと通話やインターネットをご利用いただけます。
チャージ方法は、街で販売されているブリペイドカードを購入されてスクラッチ部分を削ってチャージされるか各携帯電話会社の店頭やブースで携帯電話本体へ直接チャージする方法があります。
🔵レストラン
リビングストンではイタリアン、中華、インド料理、ローカルフード、シーフードやお寿司などをお楽しみいただけるレストランがございます。
🔵ご滞在でのご注意
リビングストの治安は安定しておりますが、スリやひったくり、置き引き、には十分お気をつけください。ミニバス内では盗難の被害が報告されています。お手回品には十分にお気をつけください。
夜間外出される際には、ご滞在先のスタッフから情報収集をされることもお勧めいたします。場合によってはご滞在先のスタッフから信頼できるタクシードライバーを紹介していただき、タクシーでご移動ください。
ビクトリアの滝に向かって行く途中、左にムクニビレッジに向かう看板が見えてきます。ここを左に曲がって約150メートル先に大きなバオバブの木があり、観光スポットになっていますが、夜間に強盗事件が発生しています。日が沈んでからの見学は避けてください。日中であっても、複数の人数での見学や信頼できるタクシードライバーと一緒の見学をお勧めいたします。ザンベジ川の河川敷などひと気のない場所では強盗事件が起きています。
タウンと呼ばれる街の中心部には、販売免許を持たない物売りがいます。アクセサリー、置物、絵、インフレで廃止になった金額の桁数が多いジンバブエドルなどを持ち歩いています。店舗を持っていないため、ツーリストインフォメーション前、大型スーパー前、Mosi-Oa-Tunya通り、ビクトリアフォールズ国境周辺で声をかけてくることがあります。「ノー!」と断っていただければしつこく言ってこないことがほとんどですが、「日本に行ったことがある」「こんにちは!」などと最初に声をかけてきて「私が書いた絵を見るだけでも見て欲しい」という話に乗って少し話し込んでしまうとしつこくなるので最初にきっぱり断ることが肝心です。
リビングストンにおいてハマダラ蚊によるマラリア発症率は低いですが、ゼロではありません。長袖、長ズボン、虫除けスプレー、予防薬(医療機関とご相談)など、刺されないようにする対策が必要です。
