ザンビアで一番小さい「カサンカ国立公園」は毎年10月下旬頃に1000万匹ほどのオオコウモリが集結する国立公園です。
以前、その壮大の光景を見ることができたのですが、それはそれは、静けさの中に広がる荘厳な絵巻物です!
そうなんです!静けさ!
オオコウモリが「バッサ!バッサ!」という感じで音を立てて飛んでいるのかと思っていたのですが、「シーン」という厳かな雰囲気の中で絵巻物が繰り広げられています。
ちょうど行った時期は12月で雨が多い時期だったのですが、素敵な瑞瑞しい湿地が広がって、小さな虫や鳥、動物たちがイキイキと棲んでいました。
まさに小さな宝の箱です!
この素敵な国立公園は、以前、密猟問題に苦しんでいたそうです。
密猟問題の背景は貧困にあるのですが、密猟で公園が無くなってしまいそうな時、1985年にザンビア在住でイギリス人のデビッド・ロイドさんが地元の方々と共に、「観光収入で公園を再生しよう」と立ち上がり、現在に至っています。
私が訪れた時にも、地元の方が国立公園のゲートの開閉やガイド、レンジャー、ホテル、公園管理などなどで活躍され、大変お世話になりました。
今月、観光収入からバッファロー(バッファローバイシクルは、自転車の力で人々の暮らしを変える非営利団体ワールドバイシクルリリーフの100%出資の営利目的の子会社で、販売による利益は、ワールドバイシクルリリーフの慈善活動プログラムの資金となり、発展途上国における持続可能な自転車インフラの構築に役立っています。)の自転車11台が村に寄贈されたとのことです。(2021年の観光収入からの6.8%)
コロナ禍で今は訪れることが難しい現実ですが、1日も早く安心して皆様がご滞在され、素敵な景色をご覧いただける日を祈っております。
ここからの湿地の景色はとっても素敵です♪
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